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白内障手術について

白内障とは

眼の中には水晶体というものがあります。水晶体はレンズと同じ役割をしており、網膜にピントを合わせる役割をしています。それによって私たちは物を見ることができます。
白内障とは、何らかの原因で水晶体が濁ってしまった病気のことを言います。
主な症状は視力低下(かすみ目)とまぶしさです。白内障になると、すりガラスを通してものを見るような感じになります。初めは細かいものが見えにくいだけですが、進行すると大きな文字や人の顔まで見えにくくなります。
多くの場合、両眼に発症しますが左右の差がかなりある場合もあります。

正常な眼
白内障の眼

手術について

手術は局所麻酔で行います。あまり痛みを感じることはありません。
最も多く行われているのは超音波乳化吸引法です。この場合、切開するのは、角膜と強膜(「くろめ」と「しろめ」)の境目で、2mm程度行います。水晶体を包んでいるカプセルに丸い穴を開けて、核(中身の濁った部分)などを超音波で砕いて吸い取ります。手術後には水晶体がなくなるので、代わりのレンズ(メガネ、コンタクトレンズ、眼内レンズ)が必要になり、ほとんどの場合、眼内レンズが使われています。最後に切開した場所を閉じて手術を終了します。白内障手術は、一般に大きな合併症が少なく、安全な部類の手術と言えます。しかし、眼の状態(散瞳しにくい、核が硬い、水晶体のカプセルが弱い、など)によっては、時間がかかることもあり、後述するように合併症が全くないわけでもありません。手術の際はできるだけ動かないことを心掛けて下さい。もし異常を感じた場合は、体を動かさずに口を開いてお話いただきお知らせいただくようにお願いします。
白内障が進みすぎて水晶体の核が硬くなってしまっている場合などでは、切開を広めにして核ごと取り出す方法(嚢外法)に切り替えることもあります。初めから嚢外法で行うこともあります。嚢外法や嚢内法の場合は、時間が少し余分にかかります。

超音波白内障手術

手術後について

手術の後は30分ほど院内で休憩します。その後、気分不良などがなければ、帰宅し、歩行や食事などに特に制限はありません。手術をしていない眼でものを見てもかまいませんが、手術した眼も一緒に動くので、多少異物感を感じることがあります。術後、一定期間は医師が処方した点眼薬をささなければなりません。手術を受けてから暫くは汚れた手で目をこすらないよう清潔管理に注意する必要があります。通常の日常生活はすぐに再開できますが、処方された点眼薬や内服薬を怠らないことはとても大切です。

使用する手術機器

CENTURION VISION SYSTEM(Alcon社)

CENTURION VISION SYSTEM(Alcon社)

最新の白内障手術専用装置。
手術中の眼内圧変動を減少させる独自の灌流制御システム搭載により、眼に対して低侵襲でより安全な手術が可能。

OPMI-Lumera-T(ZEISS社)

OPMI-Lumera-T(ZEISS社)

最高水準の眼科手術専用顕微鏡。
広角観察システムResightを付加させることにより、硝子体手術にも対応。

眼科用手術台

眼科用手術台

使用する検査機器

OA-2000

OA-2000

白内障の手術に必要な眼軸長(眼の長さ)を目に触れることなく正確に測定します。また、角膜(くろめ)の曲率半径(丸みの程度)も同時に測れます。
白内障手術の際に眼に入れる眼内レンズの適切な度数を選ぶために必要な検査です。

AL-4000

AL-4000

超音波を使って眼の表面(角膜)から眼底(網膜)までの長さを精密に測定します。
白内障手術の際に眼に入れる眼内レンズの適切な度数を選ぶために必要な検査です。

EM-4000

EM-4000

角膜の内側の角膜内皮という細胞を撮影し、細胞数を数えます。年齢や病気によって、内皮細胞の数は減っていきますのでこれを見ることで角膜の健康状態を診断できます。

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