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肝炎の治療 肝炎の治療

患者さまへ

肝炎の原因となるウイルスで特に問題になるのは、血液や体液から感染し、慢性化しやすいB型とC型の肝炎ウイルスです。肝炎を放置すると肝硬変、肝がんが発生することがわかっています。そのため出来るだけ早い段階で診断、治療を受けることが大切です。
肝炎検査を受けていない方は一度検査を受けることをお勧めします。もし感染が判明した場合には適切な治療を受けましょう。

肝炎について

B型肝炎
B型肝炎の主な感染経路は出産時に母親の産道で赤ちゃんが感染する母子感染ですが、輸血などでも感染します。これについては、感染予防策が講じられ心配はなくなりました。現在新たに感染するケースで問題になっているのは、性交渉や、若い人たちの間で流行しているピアスやタトゥー等による注射針の使いまわしによるものです。そのようなことにより、B型の慢性肝炎患者は、症状が出ない方(キャリヤー)を含めると約150万人いると推定されています。B型肝炎による慢性肝炎、肝硬変の方にはインターフェロンや核酸アナログ製剤というお薬を患者さまの状態に応じて選択して治療を行います。
近年、キャリヤーの方や、肝機能に異常がない場合でも肝臓が硬くなったり、急に癌ができる場合があることがわかってきました。また、抗がん剤や免疫に作用するお薬を服用することでB型肝炎が悪化することがあります。B型肝炎を指摘されたことがある方は受診をし、適切な治療と定期的な検査をすることをお勧めします。
C型肝炎
C型肝炎は今までインターフェロンを用いた治療が主で、患者さまは重い副作用と戦いながら治療を受けてこられました。2014年の秋より、インターフェロンを使わない治療方法が保険診療で行われるようになっています。副作用が少なく、より治療効果が高くなっており、治療を受けた患者さまの85~90%以上の方が治癒する時代になりました。
当院でも肝臓専門医の元、治療を受けることが可能です。既にC型肝炎と診断されているが放置している方は是非とも治療を検討してください。
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