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内視鏡検査について 内視鏡検査について

当院では、意識下鎮静法、経鼻内視鏡などの技術を駆使し、患者さまに安心して、少しでも楽に内視鏡検査を受けて頂けるよう努めています。

意識下鎮静法

内視鏡検査と聞くと、苦しい・辛いというイメージが強く、敬遠される患者さまが少なくありません。また、神経過敏な方や嘔吐反射の強い方などもおられます。意識下鎮静法は全身麻酔ではありませんが、鎮静剤を少量静脈注射し、苦痛や痛みが感じられない程度に意識レベルを落とすことをいいます。
なお、検査終了後に鎮静剤の作用を除くために拮抗薬を使用しますが、検査終了後も点滴を続け、意識がはっきりとするまではリカバリベットで休んでいただきます。少しでも苦痛の少ない内視鏡検査を受けていただきたいと考えております。
意識下鎮静法をご希望の方は担当医までご相談ください。
(意識下鎮静後はしばらく休んでいただきます)

意識下鎮静法

上部内視鏡(胃カメラ)

胃癌・食道癌の早期発見や逆流性食道炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、ヘリコバクターピロリ菌感染の診断が可能な検査です。また腹痛・貧血などの原因を調べるため、食道・胃・十二指腸に発生した潰瘍、炎症、腫瘍、ポリープなどを診断するために行います。

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胃がんによる死亡率は、男性では肺がんについで第2位、女性では第1位となっています。早期に発見し適切な治療を受ければ90%以上の確率で治すことが可能といわれています。また日本人は胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因であるヘリコバクターピロリ菌の感染率が高いといわれており、潰瘍の既往がある方や胃の調子の悪い方、症状はなくても40歳以上の方は定期的に胃カメラによる検査を受けていただくことが大切です。
当院では意識下鎮静法(医師と患者さまとの間で意思疎通ができる鎮静状態)で比較的楽に検査を受けることも可能です。また、経鼻内視鏡も導入しております。

上部内視鏡(胃カメラ)
上部内視鏡(胃カメラ)
検査を受ける前に

検査前日の夕食は軽めにとり、夜9時以降は食事をとらないようにしていただきます。そして、当日の朝は何も食べないようにします。お茶や水、血圧を下げるお薬や不整脈のお薬など必要なお薬は当日の朝でも飲んでいただけます。糖尿病のお薬は減量もしくは中止していただきます。

検査の流れ
受付後、鎮静剤を投与できるように点滴を行います
検査台の上に横になった後、のどの奥を麻酔します
左を下にして横向きに寝ます
鎮静剤を注射します
胃カメラを口から挿入します
目的とする臓器の観察を行います
観察終了後、内視鏡を口から抜きます
麻酔を覚ますお薬を注射し、30分安静後、点滴の針を抜いて検査を終了します

下部内視鏡(大腸カメラ)

便潜血検査で異常を指摘された方、腹部症状のある方が主に対象となる検査です。
大腸の病気は、大腸癌、大腸ポリープ、腸炎(潰瘍性大腸炎、クローン病等)、大腸からの出血などが挙げられます。大腸内視鏡を行うことで、それらの病気の正確な診断、重症度の判断、治療が行えます。

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大腸内視鏡を受ける目的は、大腸がんを発見すること、大腸ポリープを切除し大腸がんを予防すること、大腸がん以外の病気を調べることです。大腸ポリープには前がん病変である腺腫といわれるポリープが多く、切除することによりがんを予防することが可能です。
当院ではハイビジョン・NBI内視鏡システム(粘膜の微細な表面構造や毛細血管をくっきりと写し出すという技術)と色素法(各種の色素剤の散布を行い、その反応を観察する方法)を取り入れ、大腸がんやポリープの早期発見に努めています。検査と同時に日帰り内視鏡手術を行うことができます。ご希望により入院での検査・治療も行っておりますので、ご相談ください。

下部内視鏡(大腸カメラ)
検査を受ける前に

検査前日の夕食は軽めにとり、夜9時以降は食事をとらないようにしていただきます。大腸カメラは検査前日より下剤を内服していただきます。そして、当日の朝は何も食べないようにします。お茶や水、血圧を下げるお薬や不整脈のお薬など必要なお薬は当日の朝でも飲んでいただけます。糖尿病のお薬は減量もしくは中止していただきます。
不明な際は担当医師にご相談ください。

検査の流れ
受付後、下剤を内服し検査ができる便の状態になれば検査着に着替えていただきます
鎮静剤を投与できるように点滴を行います
検査台の上に横になり左を下にして寝ます
鎮静剤を注射します
大腸カメラをお尻から挿入します
大腸を観察します
観察終了後、大腸カメラをお尻から抜きます
麻酔を覚ますお薬を注射し、30分安静後、点滴の針を抜いて検査を終了します

超音波内視鏡(EUS)

食道、胃・十二指腸、大腸、胆嚢、膵臓など消化管の腫瘍などを詳しく調べる際に行う検査です。特に、診断が難しいとされている慢性膵炎と膵臓がんの診断には欠かせません。当院では最新のEUS装置を導入し、上記疾患の早期発見と確定診断に努めています。

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内視鏡に超音波検査のプローブ(探触子)がついているものを超音波内視鏡(EUS)といいます。
エコー検査と違って超音波内視鏡検査とは、胃や腸の中の空気や腹壁、腹腔の脂肪、骨が画像化の障害になることもなく、観察目的の近くから高い周波数の超音波をあてることができるため、他の検査で分かりにくい病変や小さな病変も観察が可能になります。

超音波内視鏡(EUS)
超音波内視鏡(EUS)
超音波内視鏡(EUS)で何がわかるの?

食道、胃・十二指腸、大腸、胆嚢、膵臓など消化管の腫瘍などを詳しく調べる際に利用されています。
消化管の内側から超音波検査を行えるため、表面には見えない粘膜下の腫瘍の位置と大きさ、深さの度合い、悪性の程度、周囲の臓器との位置関係、周囲のリンパ節の状態を知ることができます。胆嚢ポリープの良性・悪性のおおよその判断が可能で、診断能力の最も優れた検査となっています。
また、胆石、総胆管結石、胆嚢がん、胆管がん、膵臓がんが疑われる場合にも行われます。特に診断が難しいとされている慢性膵炎と膵臓がんの診断には欠かせません。 EUSを用いた穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)を行うことで、多くの胆膵および消化管癌の確定診断が可能になります。
EUS-FNAは入院での検査になります。当院では最新のEUS装置(OLYMPUS GF TYP EUCT260, EU-ME2 PREMIER PLUS)を導入し、上記疾患の早期発見と確定診断に努めています。

検査を受ける前に

検査前日の夕食は軽めにとり、夜9時以降は食事をとらないようにしていただきます。そして、当日の朝は何も食べないようにします。お茶や水、血圧を下げるお薬や不整脈のお薬など必要なお薬は当日の朝でも飲んでいただけます。糖尿病のお薬は減量もしくは中止していただきます。
不明な際は担当医師に相談ください。

受付後、鎮静剤を投与できるように点滴を行います
検査台の上に横になった後、のどの奥を麻酔します
左を下にして横向きに寝ます
鎮静剤を注射します
超音波内視鏡を口から挿入します
目的とする臓器の観察を行います
観察終了後、内視鏡を口から抜きます
麻酔を覚ますお薬を注射し、30分安静後、点滴の針を抜いて検査を終了します

カプセル内視鏡

超小型カメラを内蔵したカプセルをビタミン剤のように口から飲み込むだけの内視鏡検査です。クローン病や原因不明の消化管出血など小腸疾患の診断を比較的かんたんに行える検査です。

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超小型カメラを内蔵した長さ26mm×幅11mmのカプセルをビタミン剤のように口から飲み込むだけの内視鏡検査です。
カプセルは消化管を通過しながら画像を撮影し、画像を記録装置に転送します。検査中も日常生活は可能で、検査開始約2時間後からお水、約4時間後から軽い食事をとる事ができます。

カプセル内視鏡
カプセル内視鏡で何がわかるの?

小腸疾患の診断に役立ちます。
小腸は、全消化管の75%を占める体内で最も長い臓器であり、従来の内視鏡やその他の検査方法では十分な観察ができませんでした。カプセル内視鏡を飲むことで小腸内を直接観察し、クローン病や原因不明の消化管出血など小腸疾患の診断を比較的かんたんに苦痛も少なく行える検査です。

検査を受ける前に

消化の良い食事を午後10時までに取り、その後の飲食はお控えください。喫煙はカプセルを飲む24時間前からお止めください。

病院でアンテナを腹部に貼付し、記録装置をベルトで腰に付けます
カプセル内視鏡を適量の水で飲み込みます
その後は職場やご家庭に、お戻りいただけます
およそ8時間後、病院に戻り、アンテナと記録装置を返却していただきます
カプセルは、排便時に体外へ排出されます
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