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超音波検査(エコー)は人の耳では聞こえない高い周波数の音を利用し、臓器から反射した信号を画像化して診断を行う非侵襲的な検査です。
当院の超音波室では、3名の超音波検査士(男性1名・女性2名)により腹部・心臓・頸動脈・腎動脈・上下肢血管・体表臓器・軟部組織など、様々な領域について超音波検査を実施しています。
目的とする部位に超音波検査用のゼリーを塗り探触子(プローブ)という機器をあてて観察し、所要時間は15分から30分程度です。
基本的にはいずれの部位も予約検査となり、腹部については食事の影響を受けるため空腹時の検査となりますが、緊急時や検査目的により随時検査を受け付けています。
直接、患者さまの身体をしらべる検査となりますので、安心してより良い検査を受けて頂けるよう、職員一同心がけています。
超音波医学会認定超音波検査士
消化器2名、体表臓器1名、健診1名
(重複取得者含む)
日本乳がん検診精度管理中央機構認定
乳がん検診超音波検査実施技師 1名
主に、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓・膀胱・前立腺もしくは子宮について形や大きさを観察し、炎症や腫瘤性病変・結石の有無などをしらべます。
また、胃や腸など消化管の検査も行っており、良性疾患から悪性腫瘍・急性腹症(激しい腹痛を伴う疾患)まで幅広く対応しています。
超音波検査はリアルタイムに描出できる特徴があり、心臓の形や大きさだけではなく壁の動きや弁の状態・血液の流れを動画として観察し、全身に血液を送る重要なポンプとしての機能に異常がないかしらべます。
虚血性心疾患や心臓弁膜症などさまざまな心疾患について評価を行っています。
血管エコーは主に頸動脈・四肢血管・腎動脈を対象として検査を行っており、動脈については血管壁の厚さやプラーク(コレステロールの塊)の有無より動脈硬化の程度や狭窄・閉塞病変の評価に有効です。また、動脈瘤や動脈解離の有無を調べることができます。
下肢静脈の検査では肺塞栓症の原因となる深部静脈血栓の有無や、表在静脈の逆流を観察し下肢静脈瘤の評価を行っています。
さらに、2次世高血圧の原因となる腎動脈狭窄症の検査も行っています。
甲状腺や乳腺・リンパ節など、体の表面に近い部分にある臓器の形状や腫瘤の有無について観察します。
また、超音波検査では骨の評価は困難ですが、筋肉や腱の性状・断裂の有無、関節周囲の変化などについても評価を行っています。