お電話でのお問い合わせはこちら
麻酔科は一般的な他の診療科とは異なって一般的な外来を行っていません。手術が安全に行われるよう、手術中の全身管理を行っています。
常勤の麻酔科医は一名ですが、非常勤の麻酔科医とともに手術を支えています。
(ペインクリニック外来を行っている病院もありますが、当院では行っておりません。)
安全に手術・麻酔を受けていただくために、お願いしたいことがあります。
手術を受けることを決められたとき、入院したときなどに外来や病棟でうかがいますので教えてください。
安全な麻酔には患者さまの体を詳しく知る必要があります。そのため麻酔科の仕事は手術前に患者さまの体をよく知るところから始まります。
普段から飲んでいる薬やサプリメント、今までに治療したことのある病気、どういったアレルギーをお持ちかを詳しく教えてください。お持ちの病気や内服している薬剤によっては、手術までにお薬を中止したり、麻酔中に特別なモニターを必要とすることもあります。また、現在は治っている病気も教えてください。
以前に麻酔を受けたことがある方は、覚えている範囲でかまいませんのでどんな麻酔を受けたか、何か問題はなかったかなどを教えてください。また血縁者に全身麻酔で問題があった方も教えてください。
手術中、麻酔で眠っていただいた後、呼吸を助けるためにのどの奥ににチューブを入れます。この時、歯が弱かったりぐらぐらしていると歯が欠けたり抜けたりすることがあります。そういったことの無いように手術までに時間のある方は歯医者さんに手術を控えていることを伝えて、歯の状態を確認してもらってください。
タバコを吸っている方は手術の後に痰が多くなり、酸素を体に取り込みにくくなったり肺炎を起こしやすくなります。また痰を出すために咳をするので傷の痛みが強くなります。傷の治りも遅くなるといわれているので、短期間でも手術前は禁煙してください。
患者さまの手術前の状態によっては手術が延期になることがあります。特に急な発熱や風邪では手術後の肺炎の原因となることがあります。
日本麻酔科学会
上記のサイトに麻酔方法などについてわかりやすく書かれています。
(当院では常勤の麻酔科医が一名のため、主治医から麻酔について説明させていただくことがあります)